ステイトメント
今回の展覧会では、あまり発表したことのないCounter Skinという写真作品を中心に展示します。
これは、私が人の身体に、数字を直接ペイントし、その場の風景とともに写真におさめるもので、これまで、北海道、奈良、広島、沖縄、韓国、ドイツで行いました。
人と風景と数字のコラボレーションをお楽しみください。
宮島達男展「Counter Skin」
2016年10月7日(金)―12月4日(日)
Gallery
Café
Party
HANASAKAN Café Sweets
宮島 達男 Tatsuo Miyajima
1957 | 東京生まれ |
1986 | 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 |
「Art in You(芸術はあなたの中にある)」という考え方を基盤に、発光ダイオード(LED)を使用したデジタルカウンター等、LEDの作品を特徴とする美術家。美術家を志望したのは佐伯祐三、青木繁の自然体で自由な生き方に憧れたことが発端で、1984年に東京藝術大学美術学部油画科を卒業(学士)、1986年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了(修士)。大学在学中には油絵を学んでいたが、油絵では自分の言いたいことを表現できないもどかしさがあると感じ、現在においても作品制作のテーマとなっている、「それは変化し続ける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」の3つのコンセプトを形にする手段を模索していたところ、偶然LEDと出会う。1987年には初めてLEDの作品を発表し、1990年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招きによりニューヨークに転居。 同年、ドイツ文化省芸術家留学基金留学生としてベルリンに転居し、翌1991年まで居住。1992年の帰国後は茨城県守谷市に転居、以降は1993年にカルティエ現代美術財団アーティスト・イン・レジデンスプログラムによりパリに滞在した。2006年に東北芸術工科大学副学長に就任。2014年に京都造形芸術大学副学長も兼任。
第2次世界大戦中に長崎で被爆した柿の木の木の実から取り出された種から生まれた苗木を世界各地に植樹する「時の蘇生 — 柿の木プロジェクト」の発起人。