コレクターによるコレクション21点を展示
2025年5月18日(日)ー7 月15日(火)
コレクター展VIIは、3人のコレクターに作品を通じてご自身の変化や想いなどを語って頂きました。
コレクションを始めたきっかけ、それを続けるエネルギーはどこから生まれるのか?作品と共にその想いも展示致します。
「アートの大切さ&楽しみ方」を知って頂くきっかけになる事を願っています。
Gallery&Cafe






コレクターコメント
名前:E.T 年齢:40代女性
鹿児島市在住 会社員
コレクション歴15年

現代アートを自分の日常・生活空間になんて恐れ多い!!と思っていました。現代アートのもつエネルギー、力強さと共に暮らす覚悟なんてないと。
ところが15年前30歳の私の目の前に飛びこんでその場から離れることができなかった作品。津上みゆきさんの「View at8:45am6sep09-10」
20㎝四方の世界に惹きこまれしまったことを今でもおぼえています。
「覚悟なんて気持ちじゃなくてもいいのよ9/6朝8:45のある眺め」
優しく手をひかれた気持ちになりました。作家のエネルギー力強さは私に優しくしてくれました。でもその優しさは、苦しさ、厳しさを併せもっているからでもある。
私と作品を出会わせてくれる大城さんのメッセージからもいつも感じていることでもあります。
それからたくさんの作品1つ1つは、今、時を経て常に新鮮でイキイキと息をしているように感じています。私と共にいてくれる作品たちは「おかえり!!」と優しく出迎えてくれ「いってらっしゃい!!」と背中をポンッと押して気合をいれてくれています。現代アートは私にとってそういう存在です。
改めてファンタスティックな作品たち!!感動 感謝!!!
これからもよろしくお願いします。
名前:E・T 年齢:40代女性
鹿児島市在住 フリーランス
コレクション歴10年

初めてアート作品を購入したのは、10年前のことでした。素人ながらも作品を「素敵だな」と感じてはいましたが、決して優雅な経済力があるとは言えない私にとって、「購入する」なんて考えはまったくありませんでした。そんなとき、ギャラリストの大城さんがかけてくださった言葉があります。
「身銭を切って手に入れると、ただ眺めているだけでは得られない何かを感じられるかもしれませんよ。」その言葉が不思議と心に刺さり、「その“何か”を知ってみたい」という好奇心から、私は思い切って人生で初めての一作品を手に入れました。
それから少しずつ作品を迎え入れるうちに、私は気づいたのです。私たちは日々、社会の中で数えきれない規範や制約のもとに生きています。もちろんそれは、他者と調和して暮らすために必要なことですが、その一方で、自分自身の内に広がる自由な感覚の世界を旅してみたいという欲求が、私をアートに惹きつけていたのかもしれない、と。
また、大城さんのお誘いで参加したトークイベントでは、世界的に活躍する作家の方と直接お話をさせていただく機会もありました。どの作家さんも共通して、まるで近所に住む普通の方のような自然体で、けれどその言葉やまなざしの奥には、繊細で豊かな感受性が静かに息づいているのを感じました。アートの裏にある“人間”の存在を知ったことで、作品に向き合う私自身の心もまた動かされた気がします。
私はアートを、日常に静かに置いておきたいと思っています。そして、その自由さや豊かさを、自然と家族にも感じてもらえたらいい。そんな思いで、これまでコレクションを続けてきました。
この展覧会が、みなさまにとっても、ご自身の感性にそっと耳を澄ませるきっかけとなり、日常の中に流れる「自由な旅」の風を感じていただけるよう願っています。
名前:A.K 年齢:50代女性
鹿児島市在住 フリーランス
コレクション歴14年

大城さんとの出逢いは20数年前。
それまでアートとは無縁の人生でしたが、大城さんのアートに対する情熱、ピュアな心に刺激を受け、今ではアートが身近なものとなりました。
初めてのコレクションは青木野枝さんの彫刻でした。その鉄で作られた彫刻に不思議と惹きつけられました。 その後も、そんな不思議なエネルギーを感じ、直感のようなものでコレクションがすこしずつ増えました。
作品は、作家さんの思いや感情が表現されているからなのか、作品から感じるそのエネルギーが自身を包み感性や精神が豊かになるような気がします。 そして現在、アートのある空間で過ごすことがとても心地よいものとなりました。
日常の中に、心のエネルギーとなるアートがある人生を教えていただいた大城さんとのご縁に心より感謝申し上げます。